最近は昔と違って40歳以上でも転職しやすい環境が整ってきています。
でも30代までと同じような転職活動をしていても希望する条件での転職をすることは
なかなか難しいのです。今日は40代以降の転職について経験談も交えながらご説明しようと思います。
自己紹介
私は42歳の時に転職を考え転職活動を開始しました。
二度目の転職活動でした。
この時の転職で有名企業への転職を成功させる事ができました。一度目の転職活動は30代半ばでの転職でしたが30代での転職はそれほど深く考えずに転職しました。
もちろん当時の自分としては一生懸命に考えた結果として転職という選択肢を選んだ訳ですが当時は独身で自分の実力に過剰な自信を持っていたと言うこともあって強気に転職活動を行っていました。
それに比べて40代での転職は全く条件が違っていました。
まず結婚して子供もいたという点が大きく違います。
また40代での転職活動では30代の時のように強気でぶつかっていくというやり方では通用しませんでした。
これは後になってから分かることですし、当たり前のことなのですが30代の転職活動と40代の転職活動では考え方や戦略、細かな立ち回り型などを大きく変えないと自分の希望の条件の転職先を見つけたり転職を成功させる事が難しくなっています。
私は40代での転職活動の途中で転職エージェントのコンサルタントさん達からアドバイスをもらったこともありその事に気づく事ができました。
その結果として42歳の時にYahoo!に転職する事ができて給与面などの条件も前職よりUPする事ができました。
転職エージェントからのアドバイスや私の経験を皆さんに共有することで40代の皆さんが少しでも自分の希望通りの転職ができるように応援できればと思います。
ちなみに私が経験上お勧めする転職エージェントをコチラで紹介しています。
40代におすすめの転職エージェント
35歳転職限界説
少し前までは30歳転職限界説や35歳転職限界説というものがありました。
でも最近はあまり聞かない気がしますし実際に私も42歳で転職したのであまり気にする必要はないと思います。
しかし
だからと言って
「40代でもこれまで同じように転職できる！」
と考えて行動してしまうのは危険です。
転職の限界では無くなったというだけであって転職の難易度自体は30代までに比べて40代の転職は高くなっています。
なぜ35歳転職限界説が消えてきたのかというと理由は簡単だと思います。
まず1つ目は日本でも転職が一般的になってきて人材の流動性が高くなった事があります。
人材の流動性が高くなったので当然今までは転職していなかったような40代以上の転職者が増えています。
そして企業側としても40代以上の人材はどこも欲しがっています。
会社で仕事をしていると良くわかると思いますが部署やチームは優秀なリーダーがいるかどうかで全く変わってきます。
優秀なリーダーがいるチームはチーム内の関係性も良好に保たれますし良い成績を上げてくれます。
逆にリーダーのスキルが低いとチームメンバーの不満は高くなりますしチームの成績も下がっていきます。ですからどの企業も優秀なリーダーを欲しがっています。
具体的には30代後半から40代のプレイングマネージャーを欲しがっている企業が多いという事です。
ですのでその層である40代の転職も需要が増えてきているという事です。
企業が40代に求めていること
企業が40代転職者に求めていることはズバリ
・即戦力 ・チームのマネジメント ・後任の育成
といったところになるかと思います。
これ以外に会社によっては
・次期幹部としての成長
があるかもしれませんがある程度社員数の多い会社だと既に幹部や幹部候補は固まっているのでそこまで上位に転職者が食い込んでいくことは難しい場合もあるかと思います。
まぁもちろんケースバイケースだとは思いますが。
企業が求めていることを解説していきますと
・即戦力
これは分かりやすいと思います。
40代で転職してきているので若手にやるように丁寧に教育をして育つのを待つ時間はありません。
その人が現在持っているスキルで現場に対応してもらう必要があります。
ですので転職する際もあまりガッツリとした教育は期待しない方が良いと思います。
臨機応変に状況に合わせて対応していくスキルを求められています。そして即戦力として働くためにもこれまでに経験してきた業務や近い業務での転職をするようにしましょう。
と言うか40代の転職では全くの未経験分野への転職は厳しいと思います。
・チームマネジメント
多くの場合で40代に企業が求める事としてチームや部署のマネジメントがあります。
任せる部下の人数は会社によっても異なりますが全く部下を持たせないと言うことはあまり無いでしょう。企業としても当然部下のマネジメントを期待しています。
ですので転職する際には部下のマネジメント経験をしっかりとアピールしましょう。もし現時点でマネジメント経験が無い場合には経験を作るために部下を持ったり後輩や部署の別メンバーへの指導などの実績を作りましょう。
これは非常に大事です。
そしてそういったマネジメントの経験が無いのに面接で誤魔化そうとしてもすぐにバレてしまいます。こういった業務内容に関する内容は嘘がバレやすいです。
・後任の育成
これはマネジメントとかぶる部分がありますが、企業としては他社の経験を持った上で市場で
今後その企業が勝ち上がる知識を40代転職者が広めることを期待しています。
ですので自分の持っている知識や成果をいかに部下などに落とし込むことができるのか、自分にどのような知識や成果があるのかをしっかりと整理してください。
案外自分の成果や経験などは自分では分からない場合が多いものです。
転職エージェントのコンサルタントに相談して自分の経験や成果をしっかりと再認識してください。こういったものは第三者の視点で評価してもらった方が良いです。
自分では素晴らしい成果だと思っていても特定の業界だけでしか通用しなかったり、逆に自分では大したことの無い成果だと思っていても外部から見ると素晴らしい成果だったりする事はよくあります。
まとめ
今回は40代以降の転職の基礎知識として
・40代の転職の状況
・40代の転職で企業が求めていること
などについて書いてみました。参考になると幸いです。次回以降で具体的なテクニックやコツについても書いていければと思っています。
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