40代でも転職を考えている人は多いと思います。そしてよく「40代の転職は厳しい」と聞いているので不安に思っている人も多いと思います。それに実際に今、転職活動をしている40代の人で厳しさを実感している人もいると思います。
でも40代の転職は、確かに厳しいかもしれませんが戦い方次第で年収を上げる転職をしたり希望の条件の転職をすることは全然可能です！
実際に私も42歳で希望する会社への転職を実現しました。当時はYahoo!に転職したのですが人気企業なので厳しい戦いになると思っていました。でもこの記事でご紹介している方法を実行する事で、苦労が無かったとは言いませんが少なくともそこまで厳しい戦いをする事はありませんでした。
今日はその方法や考え方について紹介します。
40代の転職は本当に厳しいのか？
よく
「40代の転職は厳しい」
「40歳を過ぎてからの転職で年収が下がった」
という話を聞きます。
私も42歳で転職しましたが年収が下がったりしたということはありませんでした。
要するにやり方次第で年収を上げる事はできるという事です。
じゃあどうすれば年収を上げる転職ができるのかを説明していきたいと思います。
まず40代の転職が厳しいと言われている理由を3つ説明します。
①募集件数が少ない
これは仕方の無い事なのですが40代以上の募集件数自体が20代などの募集件数と比較して少なくなっています。
みなさんが勤めている会社で考えてみても分かると思いますが、やはり人材を新しく補充しようと思う場合には若い人材を募集することが多いです。
反対に40代でもいいから新しい人材が欲しい。というケースはあまりありません。
どうしても若い世代の方が新しい環境に馴染みやすいですし、安い年収で人を集めることができます。
ですので単純に人を集めたいと思っているような場合では40代以上の採用をしないケースは多いでしょう。
②求められるスキルが特殊
40代以上の人材を採用しようと思った場合、その会社の40代が担当しているポジションに採用するわけですから求めているスキルが特殊になってきます。
ただ特殊と言ってもスキルの組み合わせで特殊になっている場合がほとんどですので
スキルを棚卸して考えればそれほど特殊で無い場合の方が多くなると思います。
スキルの棚卸のやり方については
【40代転職経験者】40代の転職のスキルの棚卸の教科書
こちらで紹介していますので是非読んでみて下さい。
例えばソフトウェア開発会社の開発部門で40代を募集しようとしている場合、この人に求めているスキルとしては
①ソフトウェア開発の経験・実績など
②部下のマネジメント
③開発の工程管理
④顧客・社内調整能力
などになると思います。これら全てを持っている人材は少ないと思います。
でも一つ一つのスキルを見るとそこまで特殊では無いのです。
そしてこれらすべてのスキルを持っていなくても近いスキルを持っていればこの仕事をやっていく事ができるはずです。
このスキルの見極めと自分の持っているスキルで補完する提案ができるかどうかは非常に大きな要素です。
③未経験の募集が少ない
40代以上で未経験でも良いという募集はあまりありません。
個人的には40代以上で未経験の分野に飛び込む必要は無いと思います。
せっかく今まで身につけてきたスキルがあるのですからそれをしっかりと売り込んでより良い条件での転職をするべきです。
未経験の分野ではどうしても若い人に負けてしまいます。
今まで培ってきたスキルを活かせる企業に転職しましょう。
だからと言って同じ業種で転職する必要はありません。
業種を変えてもやっている業務自体はあまり変わりません。
ですので業務内容は変えずに業界を変えて年収を上げた転職ができるように企業を探しましょう。
業種を変える事で転職後の年収を上げる事ができます。
この事については以前のブログで紹介していますので是非読んでみてください。
40代の転職で年収を上げるコツ
40代の転職を厳しくしない転職方法
40代の転職が厳しくなる理由は先ほど書いた通りです。
もちろん他にも色々と理由はあると思いますが上の3つを避けることができれば40代の転職をかなりやりやすくする事ができます。
では実際にはどのようにすれば3つの障害を避ける事ができるか紹介していきます。
①募集件数が少ない に対する対策
実際に補修件数が少ない事自体を変える事はできません。
企業側に「募集人数を増やせ！」という訳にもいきませんからね。
募集が少ないなら待つしかありません。そして40代の転職では準備に時間をかけた方が良いです。
ですので待っている間にしっかり準備してください。
準備については【40代転職経験者】40代の転職で必要なこととスケジュール感で説明していますので
参考にしてください。
準備を進めていく事と並行して何をすれば良いかというと、常に新しい情報を手に入れられる環境を整えて少ない案件を確実に対応していく必要があります。
これは自力でやっていく事がかなり難しくなります。
転職サイトや転職エージェントを上手く使って良い案件を探しましょう。
でも転職サイトや転職エージェントを使ったからといってすぐに良い案件が見つかるわけではありません。ただ転職エージェントなどは通常は公開されない非公開の案件をたくさん持っていますので個人で探すよりは絶対に良い案件に巡り会える可能性が高くなります！
40代の転職は時間がかかります。
ですので在職中に転職するようにしてください。
間違っても先にを辞めてから転職活動するというのは辞めてください。
絶対に辛い転職活動になってしまいます。
時間をかけてしっかりと準備と行動を起こしていきましょう。
②求められるスキルが特殊 に対する対策
これは自分が持っているスキルを整理して対応していくのが一番です。
まずこれまでの自分の経歴を見直しましょう。
スキルの棚卸について【40代転職経験者】40代の転職のスキルの棚卸の教科書に書いていますのでチェックしてください。
もし自分だけでスキルや経歴の整理が難しいのであれば転職エージェントのコンサルタントに相談しましょう。
そして自分の経歴を紹介した上で客観的にどのようなスキルがあるのかを一緒に考えてはどうでしょうか。
自分のスキルの整理ができれば後は企業が求めているスキルや経歴に自分のスキルが当てはまっているかどうかを確認するだけです。
一番大事なのは自分のスキルの整理をする事です。
これは是非転職エージェントのコンサルタントに相談してみてください。
そうすることで企業がどのようなスキルを求めているのか、自分がどんなアピールをすれば採用率が上がるのかを知る事もできるようになります。
転職エージェントについては
【40代転職経験者の実体験】40代におすすめの転職エージェント 厳選7社
こちらで紹介しています。
③未経験の募集が少ない に対する対策
これについては「未経験の職種に応募しない」という事のみです。
これまでの社会人生活でせっかくスキルを身につけているのですからそのスキルを活かした仕事をしましょう。
そうすれば転職後の年収を上げていく事ができます。
せっかく積みかねてきたものを安く売る必要はありません。
出来るだけ未経験の業種への転職は避けてください。
40代の転職を厳しくしないための唯一の方法
これまでに書いたように40代の転職は確かに厳しいと言えます。
確かに20代の転職に比べれば格段に厳しいでしょう。
それはそうでしょう。
同じ仕事をする人を募集するのなら若くて素直で体力があって記憶力もしっかりしている20代を採用しますよね？
だから同じ土俵で戦ってはダメなんです。
ましてや未経験の業種などで若い人と戦ったりしたら勝てるわけがありません。
どうしても勝とうとしたらコスト（年収）を下げて安さで勝負するしかありません。
でもそんな勝ち方をしても長くは続かないでしょう？
だったら今まで培ってきた経験やスキルを売っていくしか無いですよね？
そういったスキルを必要としている企業を探して、その企業に対して自分のスキルや経験をしっかりとアピールして採用を勝ち取りましょう。
でもそんな事を1人でやるのは大変だし企業の情報を集めるのは個人では限界があります。
だから転職エージェントを使いましょう。
「なんだ結局は転職エージェントを使えって話かよ」
と思うかもしれません。でも実際に個人の力だけで戦えるほど40代の転職は甘く無いのです。
逆に言えば転職エージェントを上手く使えば十分に40代でも転職市場で戦っていく事ができます！
もし転職ージェントに登録はしているけどあまり使っていなかったり、1社しか登録していない人は使い方を変えてください。少なくとも3社には登録しましょう。
そして10人以上の転職コンサルタントと会って相談してください。
勝負はそれからです。転職エージェントについては以前のブログでおすすめの会社を紹介していますので是非参考にしてください。
40代におすすめの転職エージェント
ではあなたの転職がうまくいくことを願っています。
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