好調な時は要注意

ビジネス全般

人間誰しも仕事やプライベートで好調な時というのはついつい調子に乗ってしまうものです。しかし調子の良い時ほど気を引き締めなければいけません。好調な時に気をつけて欲しいことについて今日は書いてみたいと思います。

人生の波

人生には波があると思います。「人生山あり谷あり」とかって言いますし良い時もあれば悪い時もあります。そう言った波の中で良い波にいる時に気をつけなければならない事があります。なぜ気をつけなければならないかと言うと「必ず不調の波が来るから」です。
調子が良い時というのはそのままの好調の状態がずっと続いていくと勘違いしてしまいます。ですので好調な時に人間は失敗しやすいですし将来の失敗の種を自ら撒いてしまうことがよくあります。

皆さんは株取引や為替取引(要するにFXですね)をやったことはありますか? やったことがある人は理解できると思いますがずっと上がり続ける銘柄や通貨はありません。1年とかの単位で見た時には上がったり下がったりしていても毎月や毎日、1時間毎と細かく見ていくと小さな波が上下していて、そう言った小さな波が重なって大きな波になっています。数年単位で見れば上がっている銘柄でも1時間単位で見れば上がったり下がったりを繰り返しています。

人生も同じように上がったり下がったりします。数年単位で見れば上がっていても現時点では下がっていたりもしますし、数年単位で見れば上がっていても数十年単位で見ると下がっている事もあるでしょう。今は調子が良くてもまた下がってくる事もあるでしょうしその逆もあるでしょう。

良い時に調子に乗ると

人生の中で調子の良い時はあります。その時にどう振舞うかが非常に大切です。

例えば就活で成功して一流企業に就職したとします。そう言った好調の時にどうするかは大切です。
実際によくいるのですが就活で成功して希望していた企業やそれ以上の企業に就職できたり公務員試験に受かって希望していた省庁に入れたりした時にどんどん勘違いしていく人がいます。会社や立場上権限が強くなっただけなのに自分の実力やステータスが高くなったと勘違いして必要以上に横柄な態度を取ったり上から目線になってしまう人がいます。若いうちは特にこう言った勘違いをしてしまう人が多くいます。

この状態の何が悪いかと言うと、その状態がいつまでも続くとは限らないと言う事です。いつ自分が弱い立場になってしまうかもしれませんし仕事で大きなミスをしてしまって周囲の人に助けてもらわなければならなくなるかもしれません。そう言った時に横柄な態度などを取っていると周囲の人も協力してくれませんし、場合によってはここぞとばかりに仕返しをしてくるかもしれません。

偉い人ほど腰が低い

諺でも「実ほど神戸を垂れる稲穂かな」と言う物がありますがある程度経験を積んだ人ほど周囲の人に対して丁寧に腰を低くして接するものです。皆さん自分の経験でいつ自分が下降する波に入ってしまうか分からないし、下の立場だと思っていた相手が突然自分より立場が強くなるかもしれない。ということが本当に分かっているのです。なので必要以上に偉そうにしないし腰が低いのです。

実際に私がお会いしてきた経営者の方達はそう言った人たちが非常に多かったと思います。

日頃から敵を作らないように、味方を多く作ることができるように行動しているのです。そう言った行動の積み重ねが多くの味方を増やし、味方が味方を増やし、自分のピンチを救ってくれたりチャンスを持ってきてくれたりする事につながっていくのだと思います。

とは言えやってしまう

自分が好調な時ほど足元がよく見えないものです。
どうしても調子に乗ってしまう事はあります。そう言った時に自分の悪い部分が出てしまいますので注意して欲しいですし、後から振り返った時に自分の悪い部分がどういうものなのかと言うことをしっかりと認識して欲しいと思います。

こう言った天狗になる期間というのは若いうちにきた方が良いですね。若いうちに天狗になって一度鼻を折られていれば自分が天狗になった時にどうなるのか、その結果どうなってしまうのかを学習することができます。しかしある程度歳をとってから天狗になってしまうと自分の立ち位置が分からなくなったり鼻を折られても虚勢を張り続けたりしてしまいます。

いろいろな経験というものはそれぞれの年齢で経験しておくべきものというものがあります。そのふさわしい年代で経験できていないと自分が苦労してしまいます。

遅咲きの狂い咲き

本来経験しておくべき年代で経験できず、歳をとってから経験してしまう事もあると思います。人間はどんなことでも経験出来る訳では無いのでどうしても経験できなかった事もあると思います。
でもあまりにも本来経験しておくタイミングから遅れて経験してしまうとバグってしまうと言うか、おかしくなってしまう事もあります。

よくあるのが遊びの経験です。若いうちにしっかりと遊んでおかないと歳をとって遊びにハマってしまうと沼にハマった状態になってしまうことがあります。これは異性関係の遊びでそうなってしまう人が多いように思えます。そう言った状態を遅咲きの狂い咲きと呼んだりします。まぁ大人になって麻疹にかかると重症になると言うことですね。

まとめ

好調な時に調子に乗ってしまう事はあります。調子に乗りすぎて天狗になってしまうと良く無いのですが天狗になってしまった状態を自分で見極めるためには一度くらい天狗になってみるのも良いのかもしれません。
大事なのはそこから何を学べるかです。そこで学んで次からは出来るだけ天狗になりすぎないように気をつけていくようにしましょう。自分が天狗になるとどう言った行動をしてしまうのか、どう言った事を言ってしまうのかなど立ち止まって分析してみてください。

ただ気をつけて欲しいのは天狗になっても誰かを攻撃したりしない事です。調子に乗ると上から目線で周りを見下して攻撃的になる人がいます。それはやめましょう。後で自分の波が下降してしまった時に反撃されてしまいます。
自分を守るためにも無闇に周囲を攻撃したりしないようにしましょう。

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