地味に大切! エレベータートーク

ビジネス全般

前回は結論から話をするという事を書きましたが、今回はそれをもう少し進歩させた話し方を書きたいと思います。
エレベータトークとかエレベータートーキングとかって言います。聞いたことがある方も多いと思います。
私も一時期この話し方ができるように練習していました。
それでですね、この話し方は上司とか顧客とか「話をされる側」からするとメッチャ大事なのですよ。これをできる人かできない人かで話を聞く側の負担やストレスが非常に変わってきます。

そもそもエレベータートークとは?

もともとはとてもとても忙しい経営者などに自分の要望を伝えたり提案したりするために生まれた。とかって言いますよね。
どういうことかと言うと一般的に言って役職が上がるほど忙しくなってきます。もちろんそうではない人たちも大勢いますが今日はそれは置いておきましょう。
それで、そのとても忙しい人たちに自分の要望を伝えたり提案したり報告しようとしてもなかなか時間を作ってもらえなかった。だからどうしたかというと経営者がエレベーターで移動する数十秒の間に自分の言いたい事をギュッと圧縮して話をしましょう。
というものです。
まぁ実際にエレベーターの中で使われていたのかどうかは知りませんがそのくらい短い時間で話をするためのテクニックです。

ここでも必要なのは「結論から話をする」という事になります。
ただし結論から話をすればよいだけではなくてしっかりとその根拠(理由)をその後に補足情報として付け加える必要があります。
また報告などではなく提案を行う際には自分の気持ちや熱量をぶつける必要もありますのでそういったエピソードや思い入れを話す事も重要になります。
仮に1分で話をしようと思うと結構考えて内容を練らないと難しいです。

エレベータートークができるようになると

エレベータートークができるようになるといろいろと良い事があります。
まず上司などに報告・提案する際に話が通りやすくなります。
提案される側、許可する側などは話の内容が正しいかどうか、良い内容かどうかを判断する前に、聞きやすい内容か、理解しやすい内容で判断してしまう事があります。
これは聞く側も人間である以上仕方の無い事で、うまく理解できないことに対してはどうしてもポジティブな感想は持ちにくくなってしまいます。
ですのでエレベータートークで簡潔に伝えることが出来るという事は非常に大きなメリットを持っています。
また日ごろから簡潔に自分の意志や仕事の内容を伝えておけば上司との意思疎通もはかりやすくなり難しい内容の要望なども通りやすくなってきます。
それに分かりやすく簡潔な報告ができる部下と言うのはそれだけで「仕事ができる」と勘違いしてしまうこともあります。
顧客に提案する際にも非常に有効です。

上司や顧客と話をする際に、例え時間に余裕があってもエレベータートークのテクニックを活用して話をすることが出来れば時間を有効に使えるだけでなく商談や提案の成功率を上げていくこともできます。
このスキルは社会人全般に必須のスキルだと思います。

エレベータートークのやり方

では実際にはどうやって話をすればよいのか、ですが
 ①結論を話す
 ②結論に至る理由を話す
 ③自分の考えを補足として話す
 ④結論をもう一回再確認する
という流れになると思います。単純な報告であれば③の自分の考えは省略しても良いと思いますが提案の際などであれば③のボリュームを少し多めにしても良いと思います。
まずは基本の型で話ができるようになって、その後でアレンジをするように工夫してみて欲しいです。

そして話し方をもう少し詳しく説明すると、
 ①結論を話す
 →これはできるだけ明確に、できるだけ短く話をするようにした方が良いでしょう。
  せっかく結論を先に話すのにダラダラと話してしまうと意味が半減してしまい
  ます。できるだけ短く話しましょう

 ②結論に至る理由を話す
 →この部分は非常に大切です。この部分でしっかりと説明ができないと結論自体
  が弱くなり提案や報告の信ぴょう性が薄くなってしまいます。
  出来る限り客観的に、出来るだけ数字を用いて話をするようにしてください。
  この部分で納得してもらえれば提案の確度はグッと上がってきます!

 ③自分の考えを補足として話す
 →これは②の説明のダメ押しです。ここで自分の思いのたけをぶつけてしっかりと
  押し込みましょう。熱意が無いと判断されてしまうと内容としては良いものでも
  受け入れてもらえない場合もあります。

最後に

練習は必要ですがエレベータートークを身に着ければ今後の提案や報告がスムーズに行えるようになるでしょう。そうすればその時1回の提案だけでなくその後の人間関係の構築にも良い影響を与えてくれるでしょう。
こういったスキルと言うのは一度身に着けてしまえばその後は自然と使いこなせるようになります。ですので最初は難しいと思いますが是非しっかりと自分の体に染み込ませていつでも使えるように頑張ってください!

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