営業というとノルマが付き物と思っている方も多いのでは無いかと思います。実際にノルマ（最近はあまりこの言い方はしないと思いますが）を持たされている営業マンは非常に多いと思いますし、会社によって強制力の強い弱いはありますがノルマ的な物を持っていない営業マンというのはいないと考えて良いでしょう。
そういったノルマに不安感を抱えている営業未経験の方も多いと思いますが今日はそのノルマについてご説明したいと思います。
ノルマとは？
ノルマ、というはっきりとした表現はしないにしても「目標」とか「コミット」とか「ターゲット」というような表現で営業機能を持っている会社は営業マンに対して何らかの数字を課していると思います。またこのノルマの強制力は会社や組織によって異なるとは思いますがある程度の圧迫感を持った意味として営業マンを縛っています。
ノルマはほとんどの場合、年間を通じたノルマがそれぞれの営業マンに設定されており、その年間の数字を月間や週間に分割したものになります。この分割の仕方は会社によっても異なってきます。またノルマの強さも会社によって異なってきますが、ノルマの強さは会社と言うよりも上司の考え方に影響を受ける場合が多いとは思います。ですのでもしあなたが転職しようとしていて、転職先の会社の営業のノルマがきついのかそうで無いのかを判断しようと思った場合には多くの会社ではその強さを事前に知ることは難しくなってしまいます。もちろんノルマがきつくて有名な会社や業界はありますので、そういった業界や会社に飛び込むのであれば当然ノルマはきついと思っていた方が良いでしょう。しかしそうでない大多数の会社の場合には営業の管理者やあなたの将来の上司がどの程度ノルマに対して部下に指導をしていくのかはなかなかわかりません。
逆に言えばこの情報を仕入れることができれば転職後の動き方を事前に考えることができるでしょう。
ノルマとインセンティブ
ノルマについてネガティブな事を多く書きましたがノルマが悪いとも思っていせん。多くの場合、ノルマとインセンティブはセットになっているからです。どう言うことかと言うと、ノルマというのは営業マンが達成しなければならない最低限どの数字ですが、それ以上の数字を弾き出すことができればインセンティブが発生することが多いのです。一般的にはノルマがきつい会社や業界程インセンティブの額も大きくなってきます。そのため数字を達成し続けることは難しいが達成することさえできれば毎回大きな額のインセンティブを得ることができるケースが多いのです。
つまりノルマとインセンティブの大きな会社や業界を選ぶのかノルマとインセンティブの小さな会社や業界を選ぶのか選択することができるということです。自分のスキルやメンタルに自信があるのであれば是非ノルマとインセンティブの大きな会社への転職をお勧めします。得られるものはお金以外にも非常に大きいでしょう。反対に自信がなかったり経験が少ないと考えているのであればノルマとインセンティブの小さな会社を探した方が良いのかもしれません。
ノルマの考え方
ここまで書いてきたようにノルマはインセンティブとセットで考えるものです。そのためノルマだけでネガティブに考えてしまうのではなく総合的に考えてみてください。
確かにノルマという言い方は嫌な言葉に感じるかもしれませんが、会社に所属する営業マンとしては会社全体の売り上げ目標があり、それをそれぞれの営業マンに割り振っている以上はある程度のノルマ的な数字は必要になってきます。それぞれの営業マンが自分が受け持った数字を達成しないと会社は衰退して行ってしまいますし最終的には倒産してしまいます。そのため営業マンである以上は自分が受け持った数字は責任を持ってクリアしていく事が必要ですし、その心構えは持っておくべきでしょう。
営業への転職、営業から営業への転職などを考えている方は是非一度その辺りを考えてみて自分がどういった会社に行きたいのか、仕事に何を求めるのか、そういった事をしっかりと整理してみてください。
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