今日のニュースで俳優の伊藤健太郎さんが人身事故を起こしてしまい逮捕されたと報じられていました。
「伊藤健太郎容疑者をひき逃げ容疑で逮捕…目撃者が追跡、現場に戻るよう説得」
このニュースを見る限り事故を起こした後で一旦現場を離れ、その後で現場に戻ったようです。事故を起こしてしまうと動転してしまいますし「逃げなきゃ」「逃げれば何とかなるんじゃ無いか?」と言った気持ちが出てきたのかもしれません。
ビジネスでのミス
伊藤健太郎さんの対応はひき逃げと捉えられて罪が重くなってしまう可能性があるようです。
しかしこれは決して人ごとではありません。
もちろん交通事故を起こしてしまうと言うリスクを抱えている事もありますが、ビジネスをする上でミスは絶対に避ける事ができません。小さなミスであれば良いですが大きなミスを起こしてしまう事もあります。そう言った時にどのように行動すべきなのかを考えてみたいと思います。
ミスを起こした時にまずやるべき事
まずミスを起こしてしまった場合にはいくつかの事を確認しましょう。
・ミスが起きたタイミング
・ミスの影響範囲
・ミスのダメージ度合い
・ミスを放置した場合の影響度合い
この辺りを確認します。
極端な話、ミスが起きたのが2年前でミスの影響範囲が狭くダメージも低いのであれば放置しても構わないでしょう。
でもその逆に
・たった今起きてしまったミスで
・ミスの影響範囲は自社だけではなく取引先やユーザーにまで影響して
・ダメージが大きく
・ミスを放置しているとダメージがどんどん拡大していく
と言ったようの場合であれば一刻も早くミスの確認や修復をしなければなりません。
ミスの内容によって対処方法や相談する相手も変わってきます。
重大で早急に対処すべきミスの場合
まず重大なミスであると自分で判断した場合には出来るだけ早く相談しましょう。できれば上司か先輩が良いです。この時に「ミスした事を怒られるかもしれない」と怖がってしまうかもしれませんが勇気を持って1秒でも早く相談しましょう。ここで無駄に時間を使ってしまうと傷がどんどん深くなっていきます。
ミスを起こしてしまった時にすぐに対処できず放置してしまうことは意外と多くあります。特にミスを起こしたのが新人だった場合にはこう言った自体になりやすいのでは無いかと思います。新人は怒られてしまう事を恐れてミスを放置したり隠そうとしてしまう事があります(もちろん新人だけではなくて他の人たちでもそうなることはあります)
自分だけでは判断せずにしっかりと相談しましょう。
相談してみると実はそのミスはすぐにリカバリー出来るものだったり実はミスでは無かったりする場合もあります。
相談した上で客観的に判断してもらえればそのミスのダメージの度合いやリカバリーの方法についてアドバイスをもらえたり上司に任せる事もできるかもしれません。
しかしミスを発見した後で放置したり隠したりしてしまうとその傷口がどんどん深くなってしまう事があります。それに一度隠したり黙っていたりするとその後で上司などに相談しづらくなってしまいます。
そうなると泥沼状態です。誰にも相談できずでもミスのダメージはどんどん大きくなる。ダメージが大きくなってしまうと余計に誰にも話が出来なくなってしまう。そうしている内にまたダメージが大きくなる・・・ と言う悪循環の泥沼にハマってしまいます。
ミスは怪我と同じです。放置しておくと痛みは続きますし傷口から血が流れ続けてしまいます。自然治癒できる範囲であれば良いですがそうで無い場合には少しでも早く対処しましょう。
ミスの相談をするためには
もしあなたが幸いにも今はミスを起こして困っている状態で無いのであれば、ミスを起こしてしまった時のために今からできる事があります。それは上司や先輩との距離を近づけておく事です。
特に上司との距離はある程度近い方が良いでしょう。
上司との付き合い方は「あくまで仕事上の関係なので必要以上に仲良くなるつもりは無い」と言う方もいると思います。
それはそれで構わないのですが周囲との関係を構築する意思が無いのであればそれなりの実力をつけておく必要はあるのでそこは注意しましょう。
ではなぜ上司との距離を近づけておく必要があるかについて説明します。
人間誰しもミスをした時や重大な相談事がある時にはなかなか相手に話しかけにくいものです。それがあまり関係性の良くない間柄だと余計にです。ですのでいざと言う時にもあまり重たい雰囲気ではなく軽く相談できるような関係性を作っておくことは自分の身を守るためにも大切な事です。
「上司と部下の関係性の構築なんて上司の仕事だろ」と思う方もいらっしゃると思います。でも上司も全ての部下と良い関係性を構築できるとは限りません。であれば自分の身を守るために日頃からある程度色々と相談できるような良い関係性を構築すると言うことはあなたによほどの実力が無い限り必要な事では無いでしょうか。
ミスのリカバリー
実はミスそのものよりもミスのリカバリーをどうするかの方が非常に重要だったりします。ミスは誰でも起こしてしまうものですのである意味しょうがないのです。しかしミスをどれだけ早く傷が浅い内にリカバリーできるかは人によって変わってきます。
この時の対応を間違ってしまい放置したり余計に傷を深くしてしまうと「第二のミス」を作ってしまうことになります。
この第二のミスをしてしまう人は結構多いのです。
わかりやすい例でいうと今回の伊藤健太郎さんもそうでしょう。あと謝罪会見などで失言してしまったりするのもある意味この第二のミスでしょう。
あなたの上司や取引先が見ているのはこの第二のミスを起こさずどのような対応をするかという点です。ミスをした時には第二のミスを起こさないようにどうすべきかを考えて行動しましょう。
まとめ
もちろんミスを起こさないに越したことはないのですがミスをしない人間なんていません。ですのでミスを起こしてしまった時にどれだけ傷を浅くできるか、どれだけ早くしっかりとリカバリーできるかが重要です。そのためには
・ミスを起こしてしまった場合の状況確認
・早めの相談
・相談できる環境の構築
・第二のミスを起こさない冷静な対応
をしっかりとやりましょう。
とは言えミスを起こした時には冷静になれないかもしれません。そう言った時のためにミスをした場合の対処をある程度予想して想定する事も有効です。
ミスを起こしてしまった時に少しでも早く解決できるように日頃の備えが大切です。
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