仕事をする上でプレゼンは避けて通ることのできない業務です。クライアントの前で資料を説明する事だけがプレゼンではありません。
上司に自分の希望を伝えることも仲間とランチに行くときに自分の行きたい店を説明して説得するのもプレゼンです。
そう言ったプレゼンで勝つ(自分の要望を通す)事のできる人と負ける(自分の要望が通らない)人の特徴をまとめてみました。
自分の言いたい事ではなく相手の欲しい事を説明する
ありがちなミスですが、プレゼンをする時には大前提として自分の説明したい事だけを説明しても勝つことはできません。
相手が何を求めていて、自分のプランであればどのようにその要望を達成する事ができるのかを説明しなければなりません。
プレゼンの経験が少ない人にありがちなのですが、自分の強みであったり知って欲しいことの説明に力を入れすぎてしまい「その提案が相手にどのようなメリットをもたらすのか」と言う肝心な点を説明できていないことはよくあります。
相手が興味を持っていると思い込まない
これもありがちなミスですが「そもそも相手が自分のプレゼンに興味を持っていると思い込まない」と言うものがあります。
プレゼンをしているのだから相手は自分の説明に興味を持っていると思うかもしれません。しかしいつもそうとは限りません。それが上司であってもクライアントであっても仕事上仕方なくあなたのプレゼンを聞いている場合もあります。そう言った相手に自分の要望を理解して飲んでもらうことは非常に困難です。
ではどうすれば良いかと言うと、とにかく最初に相手にとってのメリットをしっかりと説明する事です。「自分のプランを受け入れてくれればあなたにとってこんなに素晴らしいメリットがある」と最初に説明しましょう。
相手が必要な知識を持っていると思い込まない
プレゼンをする側は当然プレゼンの内容を理解していますしそのプレゼンをする内容の周辺の知識も持っています。しかしプレゼンを聞いている人全員がそう言った必要な知識を持っているとは限りません。
人は自分の知らない、興味のない話をされても理解しようとしません。知らない単語がたくさん出てきた時点で話を聞く体制で無くなる人はたくさんいます。ですので相手にわかりやすい単語や言葉使いでしっかりと理解してもらいましょう。
相手が話に付いて来ていると思い込まない
あなたは自分や同僚の作った資料で説明していますので内容は知っていますし、今説明している内容の先の内容ももちろん知っています。
しかしプレゼンを聞いている人たちは今日初めてその内容を聞いている事が多々あります。人間は説明を聴きながら理解すると言う事自体に多くの労力を使ってしまいます。
そして理解できなくなるとその内容に興味を失ってしまいます。プレゼンは相手がついてくる事のできるスピードで丁寧に行いましょう。
まとめ
プレゼンを行うときには自分のペースではなく相手のペースで説明を行う事が大切です。そして相手が理解できるように分かり易言葉で理解できるスピードで、大事なキーワードは強調して何度も説明しましょう。
そう言ったすべてのテクニックが詰まったものがテレビのバラエティー番組です。言葉を選ばずに書くと、バラエティ番組はどんなバカな人でも理解できるように難しい言葉は使いません。しかも理解しやすいように字幕をつけますし出演者が内容の補足を丁寧にしてくれます。だから見ている視聴者は頭を使わなくてもスルスルと内容を理解する事ができます。プレゼンのある意味の理想系はバラエティー番組と言っても良いでしょう。
皆さんもプレゼンを行う時やプレゼン資料を作る時にはバラエティー番組を意識して作ってみてはいかがでしょうか。
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